バイクローン

支払いができない場合

バイクローンを組んだあとに、思いがけず転職することになってしまった……、思わぬ出費が発生してバイクローンを支払えなくなってしまった……。

 

そんなハプニングは誰にでも発生する可能性があります。ところで、バイクローンを支払えなくなったらいったいどうなるのでしょうか?

 

ローンの支払いが完済していないなら、バイクの所有権はローン会社にあります。そのため、ローンの支払いができなければ、バイクは手放さなければなりません。

 

とはいっても、1ヶ月や2ヶ月滞納したら、すぐにバイクを売却しなければならないというわけではありません。

 

ここでは、バイクローンの支払いを滞納したらどうなるのか、順を追ってお話したいと思います。

 

前置きしておきたいこととして、ローンの滞納に対する処置はどこのローン会社と契約しているのかによって異なります。ここで挙げるのは一般的な例です。ご参考ください。

 

 

バイクローンを滞納したらどうなる?

バイクローンの支払いが滞ると、まずは催促状が届きます。さらに、催促費用として約200円が請求されます。また、遅延損害金も発生します。

 

この時点で引き落とし口座にお金を振り込んでおけば何の問題も発生しません。ブラックリストにも乗りません。

 

しかし、再引き落とし日(2週間後)にも口座にお金が入っていなければ、今度は催促の電話がかかってきます。まずは自宅に、次いで携帯にかかってきます。

 

それでも2〜3日つながらないと、職場にかかってくることもあります。

 

職場にかかってくるときには、ローン会社としてではなく個人の名字を名乗ってくれるので、この時点では何とか会社に知られずにやり過ごせるでしょう。

 

催促の電話がかかってくると、「催促電話費用」が発生します。応対が面倒だからといって電話に出ないと、「支払いの意思がない」とみなされるので必ず出るようにしましょう。

 

場合によっては支払いを続けられるように無理のないプランを立て直してくれることもあります。支払いの見込みが立たないなら、ぜひこの時点でローンの組み直しを検討しましょう。

 

さらに3週間後の、再々引き落とし日にも対応できないと、バイクを取り上げられる旨が知らされます。そのまま1ヶ月が経過すると、バイクを引き上げられる日程が決められ、知らされます。

 

指定された期日までに支払わないと、ついにバイクが引き上げられます。でも、この時点ではまだ「バイクを手放す」というところまではいっていません。

 

支払いができれば取り返すことができます。また、引き上げの日程が決められていても返済の目途が立っているなら引き上げを待ってもらえることが多いです。

 

結局支払いができず、バイクの引き上げが実行に移される場合。よくドラマなどに出てくる自己破産の場合のように、強制的に差押えになるイメージとは違い、契約者とローン会社との間で日にちを指定して、両者立会いのもとに行われます。

 

残念ですし、穏やかならぬ状況ではありますが、バイクの引き上げは淡々と実行に移されます。

 

次いで金融機関は保証契約をしている保証会社に一括返済を請求します。

 

保証会社がローンを一括返済したからといって、契約者にローンの支払い義務がなくなるわけではありません。ただ単に、債権者が金融機関から保証会社に切り替わるだけです。

 

ここまでで、最初の滞納から約3ヶ月が経過しています。この時点で、2つの選択肢の中からどちらかを選択しなければなりません。

 

ひとつはバイクローンの一括返済、もう一つはバイクの売却です。バイクの売却を選んだ場合、ここでついにバイクを完全に手放さなければならなくなります。

 

とても残念ですが、これが現実です。

 

ここまでずっとローンを滞納してきたのですから、今になって「一括返済できます」といえるケースは少ないでしょう。

 

そこで、バイクを売却することにしたとします。バイクを売却することで残りのローンを一括返済できれば良いのですが、それでもローンが残ってしまう場合、やはり返済義務が残ります。

 

たいていは、ローンの残り分をどう返済していくのか、返済計画が立て直されます。

 

ローンの残り分の返済に応じようとしない場合、ついに裁判所が関係してきます。

 

「支払督促申立書」が提出され、裁判所から書面が届き、期日までにローンの残り分が返済されなければ給与や財産の差し押さえが実行される旨が知らされます。

 

ところで、給与の差押えとはどんなふうに実行されるのか気になります。給与の差押えは、給与の手取り分の最高4分の1が徴収されるという方法が取られます。

 

徴収額は給与を支払われる前に引かれます。ですから、ここまで来るとさすがに会社にも知られてしまうことになります。

 

 

ブラックリストにも載ってしまう

バイクローンに限ったことでは成りませんが、ローンを3ヶ月以上滞納すると信用情報に載ってしまいます。つまり、ブラックリストに載ってしまうということです。

 

こうなると、短くても5年間はありとあらゆるローンが組みにくくなり、クレジットカードも契約しにくくなるので大変不便です。

 

バイクローンの計画は慎重にしたいものです。でも、思わぬ出来事はだれの身にも起こるもの。

 

バイクローンを組んだ時点では毎月問題なく返済していけると思っていたのに、突然返済が困難になってしまう、ということはあるものです。

 

そんなときには、返済義務を放棄したり催促を無視したりするのではなく、ローンの組み直しを相談してみましょう。

 

避けた方がいい解決策として、ローンの滞納を解消するために別のところからさらに借金することです。これだと根本的な解決策にはならず、単に利子を増やしてしまうだけです。

 

それよりも、ローン会社に訳を話し、ローンの組み直しをお願いする方がよいでしょう。

 

 

ローンを支払えなくなったら先に売却するという手段

思いがけないことが起こってバイクローンを支払えなくなった場合はどうしたら良いでしょうか?

 

ローンの組み直しもひとつの手ですが、経済的に二進も三進もいかない状況になってしまったのなら、催促状が届く前にバイクを売却してしまうというのも賢明な方法かもしれません。

 

ただし、バイクローンの支払い中はバイクの所有権はローン会社のものとなっており、勝手に売却することができません。

 

バイクを売却するなら、まず「所有権留保解除手続き」が必要になります。この手順を踏めば、バイクローンの返済中でも売却が可能です。

 

バイクを売却した資金で一括返済できれば何よりですし、そうできなかったとしても「遅延損害金」などが発生するのを防げます。

 

また、ブラックリストに名前が載ってしまうという事態も未然に防ぐことができます。

 

バイクローンを滞納すると、催促の通知や電話があり、そのまま放っておくと最後にはバイクを手放さなければならなくなります。

 

それだけでなく、遅延損害金が発生して、お金のないところに追い打ちをかけるようにして返済額が増していきます。

 

まさに借金地獄です。バイクローンを組むときには、ある程度のハプニングも見込んで、余裕を持った返済計画を立てたいものです。

 

また、万が一思いがけないことが起こって返済が滞ってしまったときには、すぐに返済計画の立て直しを申し出て早めに解決を図るようにしたいものです。

 

そもそも、ローンの返済が少しでも楽にできるように、バイクを買う時のローンは金利の低いローン会社を選びたいものです。

 

そのためには、バイク屋さんで紹介されるバイクローンだけでなく、低金利のカードローンも視野に含めてみましょう。バイクローンよりも金利が低く抑えられることが多いです。